ミュージカル「フランケンシュタイン」名古屋公演初日(2020/02/14 18時開演)へ行ってきました。
ミュージカル『フランケンシュタイン』公式@musical_franken本日名古屋公演初日です🎊✨本日のキャスト14日(金)18:00ビクター/ジャック:中川晃教アンリ/怪物:小西遼生リトル・ビクター:小林佑玖リトル・ジュリア:浅沼みう
2020年02月14日 10:32
私自身、この手の遠征はお初でした。
東京公演2回、名古屋1回、計3回の観劇で、3回目にして色々なものが回収され、私にとっての観納め、感無量です。
「フランケンシュタイン」自体の所感は、たくさん書きたいことがあるので、追々綴っていきたく、今回は、名古屋公演の所感を中心に振り返ります。席は、前から6列目の良席だったため、役者さんの表情を細かく観ることができました。
※ネタばれ含みます。
◼️ビクター/ジャック(中川晃教さん)とアンリ/怪物(小西遼生さん)
東京公演では、アンリ/怪物(加藤和樹さん、小西遼生さん両方)に魅了され、今回もアンリ/怪物(小西さん)を楽しみにしていたわけですが、ビクター/ジャックの中川晃教さんの演技と歌唱に心震えました。そんな中川さんの演技を受け止めるアンリ/怪物役 小西さんの、凛として包容力のある演技が本当に素晴らしかったです。このお2人の感情のキャッチボールがなんとも巧みで、観ている側の心を揺さぶってくれました。ラストのシーン、怪物がビクターに見せた顔は、この作品の最後の「希望の光」のようにみえました。
◼️ジュリア/カトリーヌ(音月桂さん)
そして、今回、新たに釘付けになったのは、2幕のカトリーヌです。人間が極限の精神状態に陥ったときに、出てくる「弱さ」と「脆さ」をこれでもかという感情で歌う姿は圧巻でした。この正反対のジュリアとの演じ分けは、巧みでした。
◼️健気なルンゲ(鈴木壮麻さん)
全体的に暗い話の中で、フランケンシュタインのほっこりシーンの1つ、日替わりルンゲのデザートのアドリブやり取り
ルンゲ「チョコレート。いっぱいもらえて羨ましい」
ビクター「そんなデザートあるか」
というバレンタインデーならではのノリツッコミバージョンでした。
他にも
・1幕の酒場シーンで、ビクターとアンリからキスをされて頭がぼーっとしている姿
・2幕のビクターがお姉さんに見送られるときの坊ちゃんへの健気な眼差し
など、健気でお茶目で愛らしいルンゲさんが色々観られて満足でした。
◼️これぞ職人技!アンサンブルのみなさま
最後に、私の今回のもう1つの楽しみは、少数精鋭アンサンブルメンバーの職人技でした。あの方があの役も?というぐらい、早替えオンパレードで、観るのが忙しかったです。また、てっきり録音とばかり思っていたコーラスが陰で生で歌っていたということを知り、早替え、演技(歌、ダンス)、陰コーラスと、これを東京では、31公演もやっていたかと思うと、心から尊敬です。名古屋も大阪もどうかご安全に!
アンサンブル安福毅さんのブログより
◼️総じて
カーテンコールが始まった瞬間、感激で胸がいっぱいになりました。感情がジェットコースターのように揺さぶられる舞台に出会ったのは、私にとって、恐らく「フランケンシュタイン」が初めてかもしれません。だから、この回を観終わった瞬間に、まるで何かのレースを一緒に走ってゴールしたような達成感のようなものが得られました。私の「フランケンシュタイン」は終わってしまいましたが、カンパニーのみなさん、最後まで怪我なく安全に走りきってください!ありがとうございました!
■CAST & CREATIVE
<CAST>
ビクター・フランケンシュタイン/ジャック:
中川 晃教 柿澤 勇人 ※Wキャスト
アンリ・デュプレ/怪物:
加藤 和樹 小西 遼生 ※Wキャスト
ジュリア/カトリーヌ:音月 桂
ルンゲ/イゴール:鈴木 壮麻
ステファン/フェルナンド:相島 一之
エレン/エヴァ:露崎 春女
朝隈 濯朗 新井 俊一
岩橋 大 宇部 洋之
後藤 晋彦 白石 拓也
当銀 大輔 丸山 泰右
安福 毅 江見 ひかる
門田 奈菜 木村 晶子
栗山 絵美 水野 貴以
宮田 佳奈 望月 ちほ
山田 裕美子 吉井 乃歌
<CREATIVE>
音楽:イ・ソンジュン
脚本/歌詞:ワン・ヨンボム
潤色/演出:板垣恭一
訳詞:森雪之丞
音楽監督:島 健
振付:黒田育世
美術:乘峯雅寛
照明:高見和義
音響:佐藤日出夫
衣裳:十川ヒロコ
ヘアメイク:宮内宏明
擬闘:渥美 博
ステージング:当銀大輔
歌唱指導:福井小百合
指揮:八木淳太
オーケストラ・コーディネイト:東宝ミュージック
舞台監督:廣田 進/松井啓悟
演出助手:長町多寿子
プロデューサー:篠﨑勇己(東宝)/住田絵里紗(ホリプロ)
Art Direction:小倉利光(YELLOWNOTES)
Photographer:HIRO KIMURA (W)
◼️公式サイト